ポーランド「フリデリク・ショパンウィーク」

マズルカから書道まで――フリデリク・ショパンが大阪の中心で新たなインスピレーションを与える。
2025年大阪・関西万博におけるフリデリク・ショパン週間は、文化の対話、芸術家たちの出会い、そして音楽を共に感じ、考える5日間となります。
主催:フリデリク・ショパン国立研究所
2025年8月28日から9月3日まで、ポーランド館はフリデリク・ショパンの遺産に捧げる特別な空間となり、日本のアーティスト、研究者、そして国際的な来場者を迎えます。プログラムはフリデリク・ショパン国立研究所によって企画・実施され、コンサート、映画上映、ワークショップ、日・ポ両国のアーティストによる交流イベントが予定されています。
最も貴重な見どころのひとつは、ショパンの自筆楽譜の原本展示です。これは、フリデリク・ショパン国立研究所のコレクションより、万博のために特別に公開されるもので、通常ポーランド国外ではほとんど目にすることのできない貴重な資料です。
民族舞踊、ジャズ、そして映画
クヤヴィアクのダンスパフォーマンスや、ドキュメンタリー映画『日本のクヤヴィアク』の上映、そしてその制作者とのトークセッションが行われます。夜には、マルチン・ヴィエチョレクとアルトゥール・ドゥトキェヴィチによる、ショパンのマズルカをクラシックとジャズで味わう特別な演奏が披露されます。
ショパンの歌曲、手紙、そして声
8月29日はショパンの歌曲に捧げられます。 アルドナ・バルトニク & 川口成彦によるデュオが、美しいショパンの歌の世界を披露します。 この日の締めくくりには、関口時正教授によるショパンの書簡に関する特別な講演が行われ、俳優と音楽家たちも参加します。
若きピアニストたちと映画『Pianoforte(ピアノフォルテ)』
8月30日は、ショパン・コンクールに参加した若き日本人ピアニストたちのリサイタルが開催される一日です。また、映画『Pianoforte(ピアノフォルテ)』の上映も行われ、制作者および出演者が登壇します。
歴史的フォルテピアノとその物語
8月31日は歴史的フォルテピアノに焦点を当てた一日となります。Michał Bruliński博士による講演と、Naruhiko Kawaguchiによるコンサートが予定されています。 当日には、実際の演奏で使用されるオリジナルの歴史的フォルテピアノがポーランド館に搬入されます。
室内楽コンサートとショパン時代の音楽
その後の日程では、「Chopin Project」をプログラムに掲げるPolish Cello Quartetの演奏が予定されています。 また、Aleksandra Świgut、Agnieszka Świgut、Antoni Wronaによるリサイタルでは、ショパンの作品と彼の時代の楽曲が共演します。
教育と日常のアート
一週間を通して、書の芸術と音楽に込められた感情を結びつける、日本ならではのアクセントとして書道ワークショップが開催されます。