ヴィエルコポルスカ県ウィーク

ヴィエルコポルスカ県 ウィーク

イノベーション、フォークロア、味覚の地域 — 2025年大阪・関西万博で注目を集めるヴィエルコポルスカ地方。

イノベーション、フォークロア、味覚の地域 — 2025年大阪・関西万博で注目を集めるヴィエルコポルスカ地方。

芸術・科学・料理を通じたヴィエルコポルスカの紹介 ― 地元リーダー、大学、アーティストの参加による

9月24日から30日まで、ポーランド館にて「ヴィエルコポルスカ県ウィーク」が開催されます。会期中、展示会を訪れる来場者は、ポーランド館前で毎日行われるワークショップに参加することができ、柳細工、伝統的なクラエニャ地方の模様をあしらったバッグの絵付け、そしてクリスマス飾りの装飾に挑戦することができます。

ポーランド館の会場内では、ヤヌシュ・フリスタ作の名作コミック『カイコとココシュ』の衣装を使ったアニメーションパフォーマンスや、国立映画アーカイブ=視聴覚研究所との協力により、同名Netflixシリーズ第1話の上映も毎日行われます。さらに、地域にゆかりのある文化財として「シシャク兜」(グニェズノにある「ポーランド建国の起源博物館」所蔵品のレプリカ)が展示されます。この兜は、ポーランド国家の揺籃の地であるヴィエルコポルスカを象徴しており、19世紀半ばに、かつて最初のピャスト朝の城塞であったギエチ村近郊の湿地帯で発見されました。初期中世の兜は、通常は支配者が着用したと考えられており、太陽の光を反射して戦場で存在感を示し、兵士たちがその位置と命令を確認しやすくする役割を果たしました。オリジナルはポズナン考古学博物館に所蔵されており、初期ピャスト王朝の文化遺産の中でも最も重要な物質的遺産の一つとして広く知られています。

また、会場となるExpoでは、地域を代表する二つの優れた文化機関 ― ポーランド・ダンス・シアターとポーランド放送アマデウス室内管弦楽団 ― の作品を幅広い観客が鑑賞することができます。

プログラム内容は以下の通りです:

  • ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団コンサート
    (9月30日 18:00、Pop-Up Stage Inner East)
    曲目:ヴォイチェフ・キラル《オラヴァ》、ヘンリク・ヴィエニャフスキ《ヴァイオリン協奏曲》(A.ドゥチュマル編)、芥川也寸志《トリプティーク》。
    出演:指揮 アンナ・ドゥチュマル=ムルズ、ヴァイオリン アガタ・シムチェフスカ(第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール優勝者)、ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団。
  • ポーランド・ダンス・シアターによる舞台作品《帽子から》
    (9月24日・25日 19:00、Pop-Up Stage Inner East)
    観客を記憶のセッションへと引き込み、過去の出来事に潜む意味を浮かび上がらせる作品。
  • 写真展《自然史》
    (9月27日~29日、Festival Station/Experimental Events Booths)
    ポズナン動物園でアンドジェイ・グラボフスキが撮影した、ポーランド・ダンス・シアターのダンサーたちの16点の写真を展示。これは、人間と動物の関係をテーマとした出版物《自然史》のために制作されたもの。

まさに多彩な魅力にあふれる、素晴らしい1週間となるでしょう!

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