ポーランドパビリオンが開館しました!– 2025年大阪・関西万博における世界的イノベーションの中心、ポーランド共和国

jacek tomczak

2025年4月13日に大阪で開幕した2025年国際博覧会(大阪・関西万博)にて、ポーランドパビリオンが正式にオープンしました。これから数か月間、ポーランドパビリオンは、文化とテクノロジー、そして地球の未来を変えるアイデアが交差する、出会いの場となります。 開館の1時間前には、ポーランドパビリオンの前に数10mにも及ぶ長蛇の列ができました。 ポーランド共和国による大阪・関西万博でのプロモーションプログラムは、ポーランドパビリオンという壮大な建物の中で開催される100個を超えるイベントで構成されています。

6ヶ月の2025年国際博覧会(大阪・関西万博)開催期間中、総来場者数は2,800万人、そのうち350万人が外国人観光客となる見通しです。161か国・地域、9国際機関が参加する大阪・関西万博は、大阪湾海域の人工島・夢洲で開催されます。会期は2025年10月13日までです。主催者は、この大阪・関西万博が学生からビジネス関係者、そしてインスピレーションを求める一般来場者まで、あらゆる人々に開かれたイベントであることを強調しています。また、革新と伝統が出会い、異文化間の対話を通じて国と国の架け橋が築かれる場所でもあります。

ポーランド共和国の2025年大阪・関西万博への参加目的

ポーランドは、2025年大阪・関西万博への参加を通じて「ポーランドブランド」の認知度を高め、ポーランド企業や製品の革新性をヨーロッパ以外の市場、特に日本にて広く紹介することを目指します。ポーランド共和国は、日本にとって魅力的なビジネスパートナー、観光地、そして文化的インスピレーションの源であると自国を位置づけています。そのうえで、最新技術、安全な投資環境、豊かな文化遺産を兼ね備えた国であることを、万博においてアピールします。

「ポーランドパビリオンのすべての場所が、私たちの国の物語――その遺産、価値、そして可能性――を語ります。世界に開かれ、協業に前向きで、投資やモダンなビジネスを行うにあたって魅力的な国・ポーランド共和国を皆さまに示します。ポーランドパビリオンは、文化、人、アイデアの架け橋であるインスピレーションの源となるでしょう。」
ポーランドパビリオン開館式で、クシシュトフ・パシク開発・技術大臣は上記のように述べましたさらに、このように続けました。「パビリオンが表現する物語が、ポーランド共和国とポーランド人の本質と特性を最大限に示すことを願っています。このことは、本万博におけるポーランドパビリオンのスローガンである「未来を切り拓く遺産」という言葉に美しく集約されています。」

krzysztof paszyk official opening

2025年大阪・関西万博でのポーランドパビリオン

ポーランド共和国は、約1000㎡の海外パビリオンを建設しました。その独創的な建築は、中央に位置するコンサートホールを中心に渦を巻くように展開され、曲線とアーチを活かした有機的なデザインで、来場の皆さまを直感的に建物の中央部へと誘います。

「私たちは、伝統に深く根ざしつつも未来の課題に果敢に挑むポーランドの姿を、誇りをもって紹介します。2025年大阪・関西万博のポーランドパビリオンは、単なる箱ではなく、価値・遺産・創造力が融合するという建築コンセプトを有します。パビリオンの真ん中ではショパンの音楽が響き、外壁は日本の木組み工法にインスパイアされ、両国の文化を象徴的に結び付けています。オープンで革新的、そして親しみやすい空間を創りました。」ヤツェク・トムチャク2025年日本国際博覧会ポーランド政府代表は、パビリオン開館式で上記のように述べました。

ポーランドパビリオンの特徴的な木製外壁は、日本の伝統的技法である木組み工法から着想を得ており、日本とポーランドの建築工芸に敬意を表しています。内部には、ポーランドの革新性と伝統を融合させたインタラクティブな現代アート作品が設置されています。建築コンセプトは、ポーランドのアリツィア・クビツカ氏とスペインのボルハ・マルティネス氏による共同設計です。

ポーランドパビリオンの道のり

パビリオン内の展示ルートでは、自然とテクノロジーが調和する可能性が提示されます。人類の自然への向き合い方を再考させ、私たちが共に目指す未来の姿を問いかけます。

「ポーランドパビリオンを訪れる人々は、自然とテクノロジー、歴史と未来が交差する特別な旅に出発します。アニメーションのハーブ園から、デジタルオーケストラ、さらには思索を促す空間など、あらゆる要素が五感と感情を刺激するようデザインされています。パビリオンでの体験が美しいものであるだけでなく、学びと行動を促すものであることを目指しました。ポーランドという、創造的で開かれた技術先進国を再発見するきっかけになれば幸いです。」マグダレナ・スカルジンスカポーランド投資・貿易庁副長官は述べました。

「ポーランドパビリオンは、訪れたあとも長く記憶に残る、刺激的で魅力的な空間を目指して設計されました。私たちは、芸術・科学・感情を融合させることで、ポーランドの遺産や創造力、そしてテクノロジーの可能性を革新的に伝える場を創り出しました。こうした体験が、文化的にも経済的にも持続可能な関係構築のきっかけとなることを願っています。」と、エリザ・クロノフスカ・シヴァク2025年日本国際博覧会ポーランド政府副代表は締めくくりました。

Poland Pavillion Expo Osaka

2025年大阪・関西万博:新たな展望

ポーランド投資・貿易庁はパートナー機関とともに、ポーランド企業が日本市場へ進出するための多くのビジネス施策を展開します。

その中でも目玉となるイベントが、2025年5月20日にヒルトン大阪で開催予定の日本・ポーランド輸出フォーラム、および9月30日に予定されている日本・ポーランド投資フォーラムです。

また、文化・国家遺産省、高等教育・科学省、教育・科学省、スポーツ・観光省、そして11の地方自治体と連携し、ポーランドの成果を包括的に紹介するプロモーションプログラムが準備されています。

外交面では、大使館、政府機関、文化機関、各省庁が連携し、ハイレベルでの二国間の公式訪問に加え、EU議長国としての立場を活かした多国間の外交活動も展開される予定です。

さらに、2025年大阪・関西万博と連動した経済プログラムでは、日本との貿易関係において優先度の高い、アジア市場での輸出ポテンシャルが大きい以下の産業分野に焦点を当てた各種プログラムを展開しています。:医療・医薬品産業、化粧品産業、IT・フィンテック産業、グリーンテクノロジー産業(特に水素産業)、農林水産・食品産業(AgriTechを含む)

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