2025年大阪・関西万博におけるワルシャワ・デー – ポーランドの首都の魅力あふれるイベント

Warsaw panorama

2025年9月18日、万博会場のポーランドパビリオンでは「ワルシャワ・デー」が開催されます。本イベントは、首都ワルシャワの歴史、教育、文化に焦点を当てた一日です。プログラムには、マリア・スクウォドフスカ=キュリーやフリデリク・ショパンの遺産、ライブキッチンや首都ワルシャワの食文化の伝統、そしてポーランド最大都市の現代的な成果が盛り込まれています。

ワルシャワ・デーは、9月18日から23日にかけて大阪万博ポーランドパビリオンで行われる「ポーランド観光&スポーツ・デイズ」の一環として実施されます。本プログラムは、ワルシャワ市およびワルシャワ市内の文化・学術機関と協力して企画されました。この特別な日には、「キュリー夫人との朝食」「王のアフタヌーンティー」「フリデリクとの晩餐会」の象徴的な3つのメインイベントが予定されています。

9時30分「キュリー夫人との朝食」(プレス向け)
この朝食会は、書籍『マリア・スクウォドフスカ=キュリー、アルベルト・アインシュタイン|往復書簡 1911–1932』の日本語版の出版記念を兼ねて行われます。同書は、ポーランドと日本の出版社、博物館、自治体の協力によって初めて日本の読者に届けられるもので、21年間にわたるキュリー夫人アインシュタインの往復書簡を収録しています。参加者には本書の一冊とともに、ワルシャワからのささやかなお土産が贈られます。

13時30分「王のアフタヌーンティー」伝統的なパン作りのデモンストレーションや、ワルシャワの伝統菓子のご試食をお楽しみいただけます。ねじりパンの「ハウカ」や、かつてワルシャワにいた王侯貴族の食卓を彩ったデザートなどが提供されます。特別なデモンストレーションでは、参加者自身が自分だけのアフタヌーンティーを作るする体験もできます。

17時「フリデリクとの晩餐会」音楽と料理を融合させた、特別な夕べです。19世紀のワルシャワの献立に着想を得た料理が、フリデリク・ショパンのピアノ小品をバックに提供されます。演奏者とシェフが共に織りなすパフォーマンスは、味覚と音楽で首都の歴史を語る体験型の舞台となります。

教育・学術・文化 – 現代のワルシャワ

ポーランドパビリオンにおけるワルシャワ・デーでは、首都ワルシャワの歴史的遺産だけでなく、現代的な側面も紹介されます。戦後に復興した建築や、過去と現在が織りなす独特のコントラストが特徴です。特に日本からの観光客には、ショパン博物館や第2次世界大戦で破壊された後に再建された旧市街が人気を集めています。

同時に、その現代的な魅力によっても観光客を引き付けるワルシャワ。例えば、ワルシャワ市内を流れるヴィスワ川沿いに広がる「ヴィスワ・ブールバール」は、緑に囲まれた最新の憩いの空間として注目されています。また、新たにオープンしたワルシャワ現代美術館も街の中心に文化的な彩りを加えています。さらに、学術センター、研究機関、文化施設の存在は、ワルシャワを国際的な学術・芸術協力の重要拠点にしています。

ワルシャワ・デーは、歴史的な要素を料理や音楽と融合させることで、首都をダイナミックな学術・文化都市として紹介します。また、ワルシャワの博物館、出版社、研究機関の代表者との直接対話を可能にし、日本・ポーランド間の新たな文化的・学術的つながりを築く場ともなります。

2025年は、ワルシャワ市と浜松市のパートナーシップ締結から30周年にあたります。この協定は教育・文化・経済分野にわたるもので、ワルシャワ・デーはその成果を強調する機会ともなります。

なお、ポーランドパビリオンで開催されるワルシャワ・デーの一部プログラムは定員制となっており、参加には主催者から案内される登録フォームでの事前申し込みが必要です。

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