ポーランドパビリオン

ポーランドパビリオンは、生命の息吹にあふれ、曲線美が際立つ木造設計を採用しています。

外壁を覆う組み木は、ポーランド人の創造力と先取の精神を表現しています。

ポーランドは、先取の精神、教養、行動力にあふれる人々が創造力を発揮する人材立国として今回の万博に参加します。

2025年大阪・関西万博を彩るポーランドパビリオン

パビリオンの基本設計

いのちを救う

ポーランドは2025年大阪・関西万博会場のサブテーマ別に設けられた「いのちを救う」ゾーンで、総床面積1000平方メートル近くの国別パビリオンを出展します。

創造の波

木組み工法で建てられるパビリオンの外壁は組み木で覆われポーランド人の創造力と革新の精神を打ち寄せる波のよう表現します。

伝統に根差して

ポーランドの伝統木造建築に根差した独特の外壁は、日本の木組み工法にも通じます

建築家

基本設計は、Interplay Architects事務所のアリツィア・クビツカさんとボルハ・マルティネスさんが立案されました。

アリツィア・クビツカ

ポズナン工科大学を卒業し、クヤヴィ=ポモージェ県建築家協会の会員となる。スペインのマドリード高等建築学校とア・コルーニャ高等建築学校にも留学する。ポーランド語以外に三か国語を駆使し、隈研吾建築都市設計事務所、Mesura、Wilmotte & Associésといった名だたる事務所に勤めながら、主にフランスとスペインで実務経験を積む。1 Hotelパリと2022年に竣工したストラスブール展示センターなど大規模建設事業で設計と監督の中心的役割を担う。現在は、Interplay Architects事務所の共同主宰者を務める。

ボルハ・マルティネス

マドリード高等建築学校での交換留学を経て、サン・セバスティアン高等建築学校で建築課程を修了する。高名な隈研吾建築都市設計事務所で実務経験を積みながら、オーデンセでハンス・クリスチャン・アンデルセン博物館建築、カサブランカでレイラ・メジアン医師博物館建築、マルティニーク島の豪華ホテルLa Pointe du Bout建築といった国際プロジェクトに参加し、各分野の専門家たちの調整役となる。その後、フランスのArchi5建築設計事務所との協力を通じて、教育・スポーツ施設の設計で幅広い経験を積む。現在は、Interplay Architects事務所の共同主宰者を務める。

「これからも環境に配慮した優れた建築を生み出せるよう、一心に努力を重ねていきます。こうして日本での仕事に関わってみて、優れたデザインには国の壁などないと実感しました。」

遺産と創造力、そして人口知能

各分野の専門家の総力を結集したポーランドパビリオンの空間芸術(インスタレーション)は、ポーランド人が受け継いできた創造の遺伝子を、来館者に触れ合いを通して五感で伝えます。ここでは自然、伝統、科学技術が織りなすこの不思議な空間を、来館者は体感するだけでなく共創することになります。

館内展示

展示企画者の紹介

展示企画は、KAFTIデザイン事務所のモニカ・ブラウンチュさん、GDYBYグループのエヴァ・キェルクロさんとスタニスワフ・ケンパさん、そしてヴィエスワフ・バルトコフスキさんが共同して担当されます。

Monika Brauntsch

KAFTI

Ewa Kierklo, Stanisław Kempa

GDYBY

Gdyby is a design studio created by architects Ewa Kierklo and Stanisław Kempa. Their activities are mainly based in the culture, art and museum sectors. They create exhibitions, installations and other mediums of storytelling, with a particular focus on experience design and interactive narratives. Directing the viewer’s impressions and bringing out the symbolic and emotional layers is key for them. Gdyby has completed projects in cooperation with many recognised cultural institutions both in Poland and abroad.

Wiesław Bartkowski

Complex systems researcher and interaction designer, employee of the University of Warsaw who researches, among other things, how to develop AI to avoid degrading human cognitive abilities. Author of the concept and manifesto “Matter of Code”, which guides his work in the field of art, exploring the emergent properties resulting from the combination of physical and digital matter. Finalist in the exhibition competition for the Polish Pavilion for the International Art Exhibition – La Biennale di Venezia. Fellow of the Centre for Systemic Risk Analysis and the think tank Re-Imagine Europa.